循環型経済への推進

廃棄物削減を真に推進するためには、サプライチェーンの設計と調達段階から循環アプローチを正しく採用しなければなりません。 持続可能な梱包の改革と新しいリサイクル・インフラを支援することはサプライチェーンでの梱包と製品において、可能な限り、リユースまたはリサイクルを保証するうえで、非常に重要となります。

この分野に注力するため、2023年までに埋め立てごみ処理からの廃棄物転換率を65%とする目標を掲げています。この目標はニュージーランド航空の国内地上施設と、主要な廃棄物処理業者がサービスを提供している空港を対象としています。

8000人を超える従業員と共に、廃棄物削減文化をニュージーランド航空社内に根付かせることは、廃棄物転換率を向上させ、目標を達成していくために必要不可欠です。

詳細は、2021年サステナビリティレポート(英語)の Driving towards a circular economy セクションをご覧ください。

 

プロジェクト・グリーン

ニュージーランド航空は、2017年にリサイクルと廃棄物削減の取り組みである「プロジェクト・グリーン」を開始して以来、1,000トン以上の機内廃棄物を埋め立てごみ処理から転換させてきました。

プロジェクト・グリーンは、機内において以前は廃棄物となっていた未使用品を、完全に密封包装することで、次のフライトで使用できるようにしました。

これらのアイテムの再分類は航空会社とケータリングパートナーLSG Sky Chefs、第一次産業省との協力のもとに実現しました。

プロジェクト・グリーンは、ソフトドリンクの缶、クッキーの個装パック、箱入りの紅茶、コーヒー、砂糖の小袋、密封されたナプキンなど40以上の機内の製品を対象としています。オークランドでこのプロセスを確立する以前には、機内に持ち込まれた製品は未開封でもバイオセキュリティーの制約から焼却するか蒸気消毒を行い深く埋め立てる必要がありました。