ニュージーランド航空2015年度決算 過去最高益を達成

ニュージーランド航空が8月26日に発表した2015年度(2014年7月~2015年6月)決算は、税引前ノーマライズド利益(※1)が前年比49%増 の4億9600万NZドル(約415億5488万円)に達しました。税引前利益は4億7400万NZドル(約397億1172万円)、税引後純利益は前年 比24%増の3億2700万NZドル(約273億9606万円)でした。

2015年8月26日

この1年の大幅な増益は、キャパシティの増加によるもので、根強い需要、コスト効率の向上と燃油価格の低下にも後押しされました。営業活動によるキャッシュフローは、前年比51%増の11億NZドル(約921億5800万円)でした。

取締役会は、配当を前年比73%増の1株9.5セントと決定し、これにより年間配当は前年比60%増の同16セントとなりました。 

会長のトニー・カーターは、「過去3年間の戦略的な取り組みにより、市場力学を上手に活用することができ、このような結果につながったと考えています」とコメントしています。

「効率のよい新機材への投資、提携パートナーとの関係性の継続的発展、世界水準の販売およびマーケティングの実践、顧客への優れたサービス、そしてコスト管理の徹底により、当社は安定したコスト基盤のもと増収を達成することができました」 

「中間決算では、低燃料価格の継続と、好調な販売により、当社の見通しが改善してきたことを示しましたが、結果、株主の皆様や職員が非常に誇りに思える過去最高の業績を打ち立てることができました」

「現在の業務環境においては、キャパシティ増加および業務効率の改善もあり、私たちは次年度も大幅な増益を達成できると予想しています」 

CEOクリストファー・ラクソンは、優れた営業成績の追求や、顧客満足度のさらなる向上、そしてニュージーランド航空の社員の成長や社風の発展に継続的に取り組んできたことが今期の素晴らしい結果を生んだとして、次のように述べています。

「私たちは成長戦略として、環太平洋地域に引き続き注力し、当社の市場シェアを維持、拡大するため、競争力のある価格で最高の利便性、機材や設備、そしてサービスを提供してまいります。2015年12月にはヒューストン-ブエノスアイレス線の就航が予定されており、来年は国際線におけるキャパシティが更に増加します。これら新路線の就航に向けた準備と同時に、オーストラリア、アジアそして南北アメリカにおける新路線の検討もおこなっています」 

「私たちは、国内線ジェットや地域路線のターボジェットによる非常に広範囲なネットワークで運航しており、便数、サービスと信頼度において定評があります。国内線の運航は次年度8%増加を見込む一方、価格競争の面でも引き続き牽引役となり、100NZドル未満の航空券を200万枚以上販売する予定です」

ラクソンはまた、ニュージーランド航空が2015年度、搭乗手続きと機内、双方のサービス強化にかなりの時間を費やしたとして、次のようにコメントしています。 

「このサービス強化が、ニュージーランド航空をよくご利用になっているお客様の満足度をさらに押し上げることとなり、ここ1年の多くの受賞にもつながりました」

ニュージーランド航空のマイレージプログラムであるエアポインツ™は、現在約190万人の会員を有し、前年比17%増で順調に数を増やしています。海外のお客様としてはオーストラリアが最大の会員数であることに変わりなく、市場としても前年比20%超増で成長しています。 

「これまでにないほど多くのオーストラリアからのお客様が、タスマン路線、南太平洋諸島間の路線、北米線、南米線を問わずニュージーランド航空の機材とサービスをご利用になっていますので、会員数最多という事実に驚きはありません」

ニュージーランド航空が2015年度に実施した抜本的な取り組みの一つが、データの更なる活用と分析を通じてこれまで以上に顧客を知る、というものでした。 

「ニュージーランド航空は、データを活用、分析することで、今後はお客様一人ひとりに合った情報をお届けします。私たちには、良いシステム、良い人財、そして良いパートナーがいます。航空会社としてお客様の生活により密着した形でサービスを提供していくことを、エアポインツ™プログラムを通じて図っていきます」とラクソンは述べています。

ニュージーランド航空の過去最高益を記録した2015年度決算は、株主にとってよいニュースであると同時に、社員にとってもすばらしい成果です。 

「ニュージーランド航空の成功に、社員は不可欠な存在です。昨年当社では、好業績を達成した際の社員への還元の仕組みとして、業績ボーナス制度を設けました。今回の好業績に対しては、来週該当する社員にボーナスが支給されます」と、ラクソンは述べています。

他のインセンティブ・プログラムに未加入で、今回のボーナス受給に該当する社員は8,000人おり、最高1,400NZドルが支払われます。

業績ハイライト

  • 税引前ノーマライズド利益 4億9600万NZドル 前年比49%増
  • 税引前利益 4億7400万NZドル 前年比32%増
  • 税引後純利益 3億2700万 NZドル 前年比24%増
  • 業績にはヴァージン・オーストラリアによる、持分法による投資損失2900万NZドルを含む
  • 売上高 49億NZドル 前年比5.9%増(為替の変動を除外すれば6.3%増)
  • 旅客輸送収入 41億NZドル 前年比6.8%増(為替の変動を除外すれば7.5%増)
  • 営業キャッシュフロー 11億NZドル 前年比51%増
  • 現金持高 13億2000NZドル 前年比7.1%増
  • ギアリング 52.4%
  • 1株あたりの通常配当額 (fully imputed ordinary dividend) 9.5セント 前年比73%増、
    年間の通常配当額16セント、前年比60%増
  • 今後4年間の航空機への設備投資見通し 26億NZドル
  • ムーディーズの格付け 「Baa2」、見通し「安定的」に向上

※ 1NZドル=83.78円(2015年6月30日の仲値で計算)

(※1) 税引前ノーマライズド利益(単位:百万NZドル)

税引前利益(NZ IFRSに基づく)
2015年6月: 474
2014年6月: 358

他の会計期間におけるエクスポージャーをヘッジした、デリバティブ取引による純損益の相殺分:
2015年6月: -
2014年6月: -

燃料デリバティブ取引による相殺分
2015年6月: 20
2014年6月: (23)

外国為替デリバティブ取引による相殺分
2015年6月: 2
2014年6月: (3)

税引前ノーマライズド利益
2015年6月: 496
2014年6月: 332

ヴァージン・オーストラリアによる、持分法による投資損失
2015年6月: 29
2014年6月: -

ヴァージン・オーストラリア持分法投資損失前の税引前 ノーマライズド利益
2015年6月: 525
2014年6月: 332


税引前ノーマライズド利益は、NZ IFRS(ニュージーランド国際財務報告基準)に基づく税引前利益に準拠し、他の会計期間におけるエクスポージャーをヘッジしたデリバティブ取引による、純損益を相殺した後の利益総額を示します。税引前ノーマライズド利益とは、デリバティブによる損益とその基礎となるヘッジ取引を期間的にマッチさせる計上法であり、当該会計期間における事業の実質的な業績を表す指標です。税引前ノーマライズド利益はNZ IFRSに基づく計上法ではなく、ニュージーランド航空グループの年次財務諸表において報告されるもので、グループの社外監査役による監査を受けております。

 

ニュージーランド航空について
ニュージーランド航空は、1940年に設立された国際航空会社です。ニュージーランド国内をはじめ、アジア太平洋を含む16ヶ国53都市へ直行便を運航し、スターアライアンスに加盟しています。日本からニュージーランドへ直行便を運航する唯一の航空会社でもあります。ニュージーランド国内は玄関口のオークランドを中心に25都市を結び、また、全日空とのコードシェア便により、日本各地からの乗り継ぎも便利です。同社は、AirlineRatings.comの「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に2014年、2015年の2年連続で選ばれるなど、毎年数々の賞を受賞しており、安全性、定時性、サービスのクオリティ、環境への配慮など様々な面で高い評価を受けています。
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