2017年度決算　過去2番目の高利益を達成

ニュージーランド航空が8月23日に発表した2017年度（2016年7月～2017年6月）決算は税引前利益が5億2,700万NZドル（約432億2,454万円）となり、前年の6億6,300万NZドルに次いで過去2番目に高い利益を達成しました。税引後純利益は3億8,200万NZドル（約313億3,164万円）でした。

会長のトニー・カーターは、この好業績を高く評価し、競合の参入による厳しい時期に、社員が利益性の高いネットワークの拡大を推進すべく引き続き注力してきたとして、社員の功績を称えました。

 取締役会は、2017年度の期末配当を前年度比10%増の1株11.0セントと決定し、1株当たりの普通配当金の合計は21.0セントとなりました。

「当社の良好な財政状態、将来の資本コミットメント、そして、取引環境の向上に基づき、取締役会は配当金の増額は妥当だと考えました」とカーターは述べています。期末配当金は、2017年9月8日時点での株主の皆様へ、2017年9月18日にお支払いします。 

好業績を受け、取締役会は、他のインセンティブ・プログラムに未加入で、今回のボーナス受給に該当する社員約8,500名に対し、最高1,700NZドルのボーナスを支給しました。

CEOクリストファー・ラクソンは、2017年度は活気に満ち、実りのある1年であったこと、また社員の素晴らしい貢献があったことを評価し、次のように述べています。 

「今年、ニュージーランド航空は、複数の大手航空会社が競合として参入する前例のない状況に直面したものの、効果的に対処しました。我々は業績、顧客対応、企業姿勢において卓越した成果をあげるのみならず、この新たな競争にうまく対応し、結果として過去2番目に高い利益をもたらすことができました」

ニュージーランド航空のマイレージプログラムであるAirpoints^TMは会員数が目覚ましく伸び続けており、現在は昨年比16%増の250万人を数えます。ニュージーランド国外で会員数の最も多いオーストラリアでは、過去12ヶ月で17%の増加を見せました。 

2018年度、ニュージーランド航空は引き続きニュージーランド国内線の総合ネットワークを拡大していきます。ニュージーランド航空では、インバウンド観光および根強い国内観光に好機を見出しています。機内安全ビデオ「夏のノースランドを満喫」編を活用した昨年のノースランド・マーケティング・キャンペーンに引き続き、国内各地域の関係団体とともに魅力的な観光情報を提供していくことを、当社の成長戦略の一つとしています。

国際線においては、提携航空会社のサポートおよび強力な市場開発計画をもとに、主要なマーケットへの参入を推し進めた結果、市場の拡大につながりました。今後1年の海外成長戦略においては、羽田空港発着便が加わった日本市場、ならびに太平洋諸島・北南米における繁忙期の増便に重点を置きます。 

ラクソンはまた、「競合他社の便数調整に関する発表もあり、当社は向こう1年においては好調な収益環境にあると見ています」と述べています。 

2018年度の見通し

今後1年間の見通しとして、当社は全体の市場動向について前向きな見方をしています。現在の市況や予測燃料価格1バレル＝60USドル（過去2ヶ月の平均）に基づき、2017年度を上回る成果を目指しています。____________________________________

業績ハイライト：

※　1NZドル＝82.02円（2017年6月30日の仲値で計算）

本件は、2017年8月23日にニュージーランドで発表されている内容です。

【ニュージーランド航空について】
ニュージーランド航空は、1940年に設立された国際航空会社です。ニュージーランド国内をはじめ、アジア太平 洋を含む18ヶ国50都市以上への直行便を運航し、スターアライアンスに加盟しています。日本からニュージーランドへ直行便を運航する唯一の航空会社でも あります。ニュージーランド国内は玄関口のオークランドを中心に約20都市を結び、また、全日空とのコードシェア便により、日本各地からの乗り継ぎも便利 です。同社は、AirlineRatings.comの「エアライン・オブ・ザ・イヤー」（2014年から4年連続）や、2017年に新設されたトリップアドバイザー「トラベラーズチョイス^™ 世界の人気エアライン2017」をはじめ、毎年数々の賞を受賞しており、安全性、定時性、サービスのクオリティ、環境への配慮など様々な面で高い評価を受けています。
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