飛べない鳥キウイのヒナ、ニュージーランド航空で大空へ

ニュージーランド航空は3羽のキウイバードのヒナを、南島のネルソン経由で彼らの新しい住処、モツアラ島(マールボロ地方)へ送り届けました。
2022年1月19日

環境保全省(DOC)とのパートナーシップのもと、美しい国鳥はクライストチャーチを飛び立ち、約1時間後、無事にネルソンに到着しました。

 

クライストチャーチのウィローバンク野生動物保護区で育った希少品種のロウィ(オカリト・ブラウン・キウイ)のヒナは、クイーン・シャーロット・サウンドにある、捕食動物のいないモツアラ島へ移されました。そこでは、「虫の食べ放題ビュッフェ」を彼らに与え、生息地である南西部オカリトの野生に帰るために充分な強さになるまで保護します。

 

2012年以来、DOCとニュージーランド航空は、カカリキ(インコ)、タカヘ(クイナ科)、パケテ(チャイロコガモ)を含む4,000以上の在来動物の移送をともにおこなってきました。最も貴重な野生動物を見つけ出し、捕食動物から守る役目を担う探知犬も数多く移送しています。

 

ニュージーランド航空のヘッド・オブ・サステナビリティ、ミーガン・シュローフェルは、ニュージーランド各地の野生動物の移送に関して、ニュージーランド航空がDOCと緊密に協力することを大変誇りに思う、と述べています。

 

 「DOCと協力することで何千もの野生動物の移送を支援し、ニュージーランド全土に広がるトレッキングコース「グレートウォークス」でのさまざまな生物多様性プロジェクトに資金を提供することができました。 私たちはこの責任に真摯に向き合い、彼らのすばらしい仕事をサポートすることを喜ばしく思っています」

 

5種類いるキウイバードの中で最も希少なロウィのモツアラ島移送に同行したDOCのレンジャー、イアン・グラハムは、移送はオペレーション・ネスト・エッグ(全国的なキウイ復興プログラム)の一貫であると述べています。

 

「野生から救出された卵やヒナは、ウィローバンクのような保護区で孵化し、モツアラ島のような飼育施設育てられます。 ヒナが1〜1.2 kgの体重までに成長すると、オコジョから身を守るのに充分な大きさになるので、その後ニュージーランド航空とのこの重要なパートナーシップを通じて、彼らをまた野生に戻すことができるのです」

 

 本件は、2022年1月19日にニュージーランドで発表されている内容です。

 

 【ニュージーランド航空について】

ニュージーランド航空は、1940年に設立された国際航空会社です。ニュージーランド国内をはじめ、アジア太平洋を含む19ヶ国50都市以上への直行便を運航(2020年1月現在)し、スターアライアンスに加盟しています。日本からニュージーランドへ直行便を運航する唯一の航空会社でもあります。ニュージーランド国内は玄関口のオークランドを中心に約20都市を結び、また、全日空とのコードシェア便により、日本各地からの乗り継ぎも便利です。同社は、AirlineRatings.comの「世界の安全な航空会社1位」(20221月)、同「エアライン・オブ・ザ・イヤー」(2014年以降6度目)、同「ベスト・プレミアム・エコノミー」(2014年から6年連続)や、2017年に新設されたトリップアドバイザー「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン」をはじめ、毎年数々の賞を受賞しており、安全性、定時性、サービスのクオリティ、環境への配慮など様々な面で高い評価を受けています。


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