リチウムバッテリーおよびリチウムバッテリー内蔵機器をお持ちの方へ

機器を充電する際、コンセントに刺さないと充電が行われないものは、バッテリーが内蔵されていません。

コンセントに刺さずに充電ができる場合は、バッテリーが内蔵されているため、モバイルバッテリーとして扱います。160Wh以下であれば、機内持ち込み可能です（機内持ち込み可能な予備バッテリー、モバイルバッテリー個数は最大20個）。

リチウムバッテリー駆動の小型レクリエーション車は、受託手荷物でも、機内持ち込み手荷物でも、貨物でも禁止されています。

玩具として設計された小型レクリエーション車であっても、禁止されています。

リチウムバッテリーを備えた車椅子またはその他の移動補助機器については、車椅子をご使用のお客様をご覧ください。

ワット時（Wh）定格量は充電可能なリチウムバッテリーの容量を表す際に用いられます。

例：50Whのバッテリーは、1Wの電力であれば50時間、5Wの電力であれば10時間、電力を供給できます。

容量が大きくなればなるほど、危険性が高まるため、ニュージーランド航空では個数やバッテリーの種類に応じたワット時定格量またはリチウム含有量に基づき、規定を定めています。

バッテリー容量をアンペア時（Ah）またはミリアンペア時（mAh）で記載されている場合もあります。バッテリーの電圧（ボルト・V）をご確認いただくと、次の計算式でWhに換算できます。

• ワット時（Wh）= ボルト（V）x アンペア時（Ah）
• ワット時（Wh）= ボルト（V）x ミリアンペア時（mAh）÷ 1000

• 充電不可のリチウムバッテリーの場合、リチウム含有量が医療機器2g、医療機器は8gを超えないもの（リチウム乾電池やコイン・ボタン型電池を含む）
• 充電可能なリチウムバッテリーは160Whを超えないもの
• 1人あたり最大20個の予備バッテリーが持ち込み可能です。そのうち2個までは定格量100-160Wh、またはリチウム含有量2～8g（医療機器用のみ）のものが持ち込み可能です
• バラバラの電池は機内持ち込み手荷物に入れていただく必要があります。
• 可能な限り、電池は元のパッケージに入れた状態で保管してください。
• 電池の接点がコイン、鍵、宝石類、工具、ファスナーなどの金属と触れないよう個別にビニール袋に入れるか、端子部分にテープを貼るなどして保護してください。

充電可能なリチウムイオン（Li-ion）またはリチウムポリマーバッテリーの場合

充電可能なリチウムバッテリーの場合、ワット時（Wh）を基に規定を定めています。

• 携帯電話やeリーダーは、通常5-12Whです
• タブレットは25-50Wh
• 大型ノートパソコンの場合、100Wh近くある場合もあります

定格量は通常、バッテリー外装部に記載されています。機器に内蔵されている場合は、製造業者のホームページをご確認ください。

お持ちのバッテリーがアンペア時（Ah）またはミリアンペア時 （mAh）で記載されている場合、バッテリーの電圧（ボルト・V）をご確認いただくと、次の計算式でワット時（Wh）に換算できます。

• ワット時（Wh）= ボルト（V）x アンペア時（Ah）
• ワット時（Wh）= ボルト（V）x ミリアンペア時（mAh）÷ 1000

充電不可のリチウム金属またはリチウム合金バッテリーの場合

上記のバッテリーの場合、バッテリー内のリチウム含有量（グラム）を考慮します。リチウム含有量はバッテリーの外装部に記載があります。詳しくは製造業者のホームページ、またはユーザーマニュアルをご確認ください。

一般的なコイン・ボタン型リチウム電池のリチウム含有量は2g以下です。