カーボン

ニュージーランド航空は、2020年以降カーボンニュートラルな成長を遂げ、同時に環境、社会、経済面での利益を促進する方法で二酸化炭素排出量を安定化させることを目標としています。

航空輸送はニュージーランドの貿易、輸出、投資、観光などの産業にとって不可欠であり、世界との懸け橋としての重要な役割を果たしています。

しかし、このような利益は航空業界の気候変動に対する大きな影響により相殺されてしまっており、航空業界による排出量は世界全体の排出量の2%から4%を占めています。

カーボン管理

ニュージーランド航空では、自社オペレーションによるカーボンフットプリントが顕著なものであることを認識しており、環境に対する影響を最小限に抑えるために多くの取り組みを行っています。

ニュージーランド航空は国際航空運送協会(IATA)のメンバーであり、IATAの燃費性能とカーボン排出量に関する次の目標にコミットしています。

  • 2010年から2020年まで年間平均5%の燃費性能の改善
  • 2020年以降カーボンニュートラルな成長
  • 2050年までに2005年のレベルから正味排出量を50%削減

ニュージーランド航空のカーボン管理の詳細については、2019年持続可能性レポートをご覧ください。

ニュージーランド航空の航空機

排出量削減の最も重要な方法のひとつに、最新かつ効率的な航空機を運航するということがあります。2019年5月に、当社は現在のボーイング777-200に替えて、ボーイング787-10ドリームライナー8機を購入することを決定しました。これら8機のうち最初の1機が2023年度に納入予定であり、現行の航空機より25%の燃費向上が見込まれています。2019年6月末までにエアバスA321neo 5機とA320neo 3機がすでに納入済みであり、これらの機体によって以前のものと比べて少なくとも15%の燃料節約が実現される見込みです。

ニュージーランド航空機の平均座席使用年数は、2019年6月30日の時点で2018年6月30日時点の7.5年から下がって7.1年でした。

燃費性能とカーボン削減プログラム

ニュージーランド航空はニュージーランド最大のカーボン排出者のひとつです。2019年には、当社のネットワークキャパシティーの増加に加え、ロールスロイス社製エンジンの問題による一時的な航空機の代用により、当社のカーボンフットプリント(温室効果ガス排出)が5.2%増加しました。

ニュージーランド航空は2016年に、独立したIATAオペレーショナルエフィシェンシーチームにオペレーションのオンサイトレビューを依頼し、カーボン管理の国際的なベストプラクティスに照らして当社のパフォーマンスの評価を行いました。

IATAが航空会社に指摘するカーボン削減率の平均は5%ですが、ニュージーランド航空に対して指摘された削減率は1.46%(年間約37,000トンの二酸化炭素排出)と大幅に低く、当社が世界トップレベルの燃費性能改善を行っていることが示されました。

2016年に当社は、さらなるカーボン排出削減を可能にするカーボン削減プログラムを開始しました。

また、航路最適化や個々のフライトに合わせた出発や到着を行うことで大幅な燃料節約が可能なことを踏まえ、ニュージーランド民間航空局やAirways New Zealandを含む外部のステークホルダーと協力し、当社のカーボン削減プログラムの一環として業界全体での取り組みを推し進めています。ニュージーランド航空とAirways New Zealandの上級役員がプログラムを監督し、取り組みが予定通り進められていることを確認します。

ニュージーランド航空のFlyNeutralカーボンオフセットプログラム

上記のカーボン削減戦略やプログラムに加え、ニュージーランド航空では、お客様がご搭乗のフライトによるカーボン排出をオフセットできる、FlyNeutralカーボンオフセットプログラムも提供しています。

FlyNeutral

FlyNeutralは、お客様がご搭乗になるニュージーランド航空のフライトによる温室効果ガス(カーボン)排出量をオフセット(相殺)することで、空の旅による環境への影響を最小限に抑えることができるようにするものです。

FlyNeutralにより、すべてのお客様がカーボン・オフセットを容易に理解できるようになります。法人のお客様については、空の旅に関連するカーボン排出量の把握、報告、オフセットをさらに効率的かつ柔軟に透明性のある方法で行っていただけるようになりました。

FlyNeutralに関する詳細やフライトに関連するカーボン排出量のオフセット方法については、FlyNeutralをご覧ください。

ニュージーランド航空では、自社ネットワークにおける自社スタッフの移動によるカーボン排出を自主的にオフセットしております。FlyNeutralでフライトのカーボン排出をオフセットしてみませんか。

FlyNeutralは、ニュージーランド排出量取引制度とは分けて運用されています。FlyNeutralプログラムでのオフセット料金としてお客様から受け取る資金は、ニュージーランド排出量取引制度に関連する当社のコンプライアンス費用に使用されることはありません。その資金はすべて、追加の認証済みカーボンクレジットを購入するために使用されます。ニュージーランド航空は当制度で課された義務を順守し、自費ですべてのコンプライアンス要件を管理しています。

オペレーションにおける取り組み

現時点でカーボンフットプリントを削減する方法として最も効果的なものは、航空機燃費性能の改善であり、地上での機材による燃料使用や定置型エネルギーの削減などの他の要素をはるかに上回ります。しかし、ニュージーランド航空はオペレーションのすべてのレベルで環境への影響を減らすことにコミットしています。これには、輸送、建造物、廃棄物の管理など、地上サービスによる排出も含まれます。

  • 電力:当社はニュージーランドにおける事業運営のすべての分野で電力消費量削減を続けています。2011年と比べると2019年6月30日の時点で、当社はニュージーランドでの地上オペレーション全体で電力消費を46%削減しました。当社がニュージーランドで使用している電力プロバイダーの発電ポートフォリオはすべて再生可能エネルギーによります。
  • 機内からの廃棄物:当社の大手ケータリング提供会社LSG Skychefsと第一次産業省(MPI)との協力のもと、以前は埋め立て地に破棄されていた手つかずで未開封の機内で提供される商品の40種類余りが回収され、ネットワーク内で使用されています。現在までで280トンを超える商品が当社ネットワーク内で有効活用されてきました。
  • 電動車両:ニュージーランド航空は、ニュージーランドで最も技術的に進んだ再生可能エネルギーによる電動の地上車両を使用し、地上でも最先端を行くことを目指しています。選択可能なものについて、92%まで電動車両に変更し、路上軽車両85台のうち、78台が電動となっています。また、飛行機牽引車やローダーなど、地上支援機材(GSE)の電動への移行も進めています。2019年6月30日の時点でGSEの62%が電動となっています。