リチウムバッテリーおよびリチウムバッテリー内蔵機器をお持ちの方へ
お客様全員の安全を確保するために、ニュージーランド航空ではリチウムバッテリーの機内への持ち込みに関して規定を設けています。お客様のバッテリー及び機器が持ち込み可能か、また安全な梱包手順を必ずご確認ください。
小型リチウムバッテリー
リチウムイオン(ポリマー)バッテリー 100ワット時(Wh)を超えないもの
リチウム金属バッテリー リチウム含有量が2gを超えないもの
ノートパソコン、携帯電話、モバイルバッテリー、電動工具、電動髭剃りなどによく使われています。
お持ちいただく際は、こちらの安全要件をご確認ください。
100ワット時(Wh)またはリチウム含有量2g以下 | 受託手荷物 | 機内持ち込み手荷物 |
---|---|---|
機器に内蔵されているもの | ✔ 機内持ち込み手荷物に収まらない場合はお預けいただけます | ✔ |
予備バッテリーまたは電池、モバイルバッテリー | ✘ | ✔ |
100ワット時(Wh)またはリチウム含有量2g以下
機器に内蔵されているもの
✔
機内持ち込み手荷物に収まらない場合はお預けいただけます
✔
100ワット時(Wh)またはリチウム含有量2g以下
予備バッテリーまたは電池、モバイルバッテリー
✘
✔
重要
充電可能なAirPodsなどのワイヤレスイヤホン、 補聴器ケースなどは、モバイルバッテリーとして扱います。持ち込み可能な機器やバッテリーはこちら
中型リチウムバッテリー
リチウムイオン(ポリマー)バッテリー 100-160ワット時(Wh)
リチウム金属バッテリー リチウム含有量2-8g(医療機器のみ)
業務用ビデオカメラやドローン、子供用電動乗用玩具やジャンプスターターなどによく使われています。
以下の場合はお持ち込み可能です。
- 電子機器に内蔵されているもの(機内持ち込み手荷物に収まらない場合はお預けいただけます)
- 予備リチウムイオンバッテリーは、損傷や短絡から保護し、機内持ち込み手荷物に入れてください。1名につき2個まで
- 予備リチウム金属または合金バッテリーは、個人用の医療機器のみ持ち込み可能です。損傷および短絡から保護し、機内持ち込み手荷物に入れてください。1名につき2個まで
お持ちいただく際は、こちらの安全要件をご確認ください。
100-160ワット時(Wh)またはリチウム含有量2-8g(医療機器のみ) | 受託手荷物 | 機内持ち込み手荷物 |
---|---|---|
機器に内蔵されているもの | ✔ 機内持ち込み手荷物に収まらない場合はお預けいただけます | ✔ |
充電可能なリチウムイオン予備バッテリー、リチウムイオン電池 | ✘ | ✔ |
充電不可のリチウム金属またはリチウム合金バッテリー | ✘ | ✔ 医療機器のみ |
機器に内蔵されているもの
✔
機内持ち込み手荷物に収まらない場合はお預けいただけます
✔
充電可能なリチウムイオン予備バッテリー、リチウムイオン電池
✘
✔
充電不可のリチウム金属またはリチウム合金バッテリー
✘
✔
医療機器のみ
大型リチウムバッテリー
リチウムイオン(ポリマー)バッテリー 160ワット時(Wh)を超えるもの
リチウム金属バッテリー リチウム含有量8gを超えるもの
eバイク、バランス スクーターや電動スケートボードなどによく使われています。
大型リチウムバッテリーは、非常にリスクが高いため、機内持ち込み手荷物としても、受託手荷物としてもお預かりできません。
160ワット時(Wh)またはリチウム含有量8gを超えるもの | 受託手荷物 | 機内持ち込み手荷物 |
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機器に内蔵されているもの | ✘ | ✘ |
予備バッテリーまたは電池 | ✘ | ✘ |
機器に内蔵されているもの
✘
✘
予備バッテリーまたは電池
✘
✘
リチウムバッテリーとは
リチウムバッテリーは小さいサイズで大きな電力を供給できます。小さな機器から電気自動車まで幅広く使われています。
- 充電可能なリチウムイオン(Li-ion)またはリチウムポリマーバッテリーでは、ワット時(Wh)定格量で判断します
- 充電不可のリチウム金属またはリチウム合金バッテリーでは、バッテリー内のリチウム含有量(グラム)で判断します
機内でのリチウムバッテリーの危険性
保護されていない予備バッテリーやモバイルバッテリーの端子がカギやコインなどの金属に接触すると、短絡が発生し、大きな電流が瞬時に流れ危険です。
容量が大きくなればなるほど、危険性が高まるため、ニュージーランド航空では個数やバッテリーの種類に応じたワット時定格量またはリチウム含有量に基づき、規定を定めています。
充電可能なリチウムバッテリーが使用されている電子機器
充電可能な電子機器の大半は、リチウムイオンバッテリーが使用されています。
コンセントに差し込むだけで動作する充電器には、バッテリーは内蔵されていません。
リチウムバッテリーが使用されている一般的な電子機器は次の通りです。
- 携帯電話
- タブレット
- 電子ブック(Kindleなど)
- ノートパソコン
- カメラ
- ビデオカメラ
- 携帯式ゲーム機
- 電動工具
- コードレスヘアアイロン
充電不可のリチウム金属バッテリー(コイン・ボタン型電池)が使用されている電子機器
時計や小型電卓、カメラや自動車のスマートキーなどに、コイン・ボタン型電池が使用されています。充電不可の電子機器には、これらのリチウム金属バッテリーが使用されている可能性があります。
持ち込み禁止の電子機器及びバッテリー
- 大型リチウムバッテリー 詳しくはこちら
- 乾電池や電池パック、モバイルバッテリーは受託手荷物としてお預かりできません。機内持ち込み手荷物に入れていただく必要があります
- eバイクやeスクーターなどの小型レクリエーション車
- 脱着不可の2.7Wまたはリチウム含有量0.3gを超えるバッテリーが内蔵された受託手荷物用のスマートバッグ
持ち込み可能な電子機器及びバッテリー
機内持ち込み手荷物として持ち込み可能な電子機器
バッテリー駆動の電子機器は、可能な限り機内持ち込み手荷物に入れてください。
1人あたり最大15台の個人用電子機器をお持ち込みいただけます。定格量100Wh、またはリチウム含有量が医療機器以外は2g、医療機器は8gを超えないものに限ります。お持ち込みいただける機器は次を含みます。
- ノートパソコン
- タブレット
- 携帯電話
- 電子ブック(Kindleなど)
- 携帯式ゲーム機
- 電動工具
コードレスヘアアイロンは、機内モードを作動させるか、バッテリーまたは発熱体を取り外して別々に持ち運ぶ必要があります。すべての機内モードに対応しているわけではないため、一部のヘアアイロンは没収される可能性があります。
極端な熱を発生するダイビング用ヒートランプは、バッテリーまたは発熱体を取り外し、持ち運ぶ必要があります。
- 電子タバコやベイプなど機内持ち込み手荷物として機内に持ち込むことはできますが、使用および充電することはできません。
注意: すべての代替喫煙製品は、香港から、または香港への持ち込みが禁止されており、万が一、持ち込まれた場合は罰則が適用されます。
下記製品にもバッテリーが内蔵されています
- 充電可能なAirPodsなどのワイヤレスイヤホン、 補聴器ケースなど(こちらをご確認ください)
- カメラ
- 除細動器やグルコース測定器、インスリンポンプなどの医療機器
上記の電子機器を持ち込む場合、破損しないように梱包してください。
リチウムバッテリーを備えた車椅子またはその他の移動補助機器については、車椅子をご使用のお客様をご覧ください。
ペースメーカーは電子機器の持ち込み制限に含まれません。
一人あたり最大20個までお持ち込みが可能です。必ず機内持ち込み手荷物に入れてください。
- AirPodなどのワイヤレスイヤホンのケースは、本体を充電する機能があるため、1つのモバイルバッテリーとして扱います
- モバイルバッテリーやバッテリーパックは1つのバッテリーとして扱います
- バッテリーやモバイルバッテリーは、損傷および短絡しないよう、しっかりと保護してください。短絡を防ぐため、硬貨、鍵、宝石類やチャックなどの金属との接触を避けるよう離し、バッテリーごとにビニール袋に入れて保管するか、端末をテープで覆うなどしてください
- 個人用のみに限ります
受託手荷物としてお預かり可能な携帯電子機器
1人あたり最大15台の携帯電子機器をお持ちいただけます。電子機器は基本的に機内持ち込み手荷物に入れていただきますが、入らない場合は受託手荷物としてお預かりいたします。
- デバイスが破損しないよう保護してください
- ノートパソコンや携帯電話など、2.7Whまたはリチウム含有量0.3gを超える機器は、必ず以下の点に注意してください
- 完全に電源を切る(「スリープ」または「スタンバイ」モードのまま放置することはできません)
- テープ等で電源スイッチをオフの位置に固定するなど、誤ってオンにならないよう保護する
- 2.7Whまたはリチウム含有量0.3gを超えないデバイスは、「オン」のままにしておくことができます(バッグトラッカーなど)
- 160Whまたはリチウム含有量2g(非医療機器)、8g(医療機器)を超える機器はお預けいただけません
- 予備バッテリーは必ず、すべて機内持ち込み手荷物としてお持ち込みください