オークランドの島を楽しむ

オークランド沖に浮かぶワイヘキ島は、思い立ったら遊びに行ける距離でありながら、都会の喧騒を忘れさせてくれる美しい島。

島内には、ワイナリーやビーチ、アートギャラリーが並ぶエリアに気持ちのいい森など、おすすめの場所がたくさん。半日でも問題ありませんが、1日あるいはそれ以上の日程で出かけるのがおすすめです。島内の移動にはレンタルバイクやスクーターが便利。また路線バスも運行しています。オークランドのフェリーターミナルとワイヘキ島を結ぶフェリーは、朝5時半から夜遅くまで運航しており、時間を忘れて楽しめます。

島の東部には第二次世界大戦中の要塞跡を残したストーニー・バター歴史保護区があり、迷路のような地下トンネルやエンジンルームなどが保存されています。

ワイヘキ島のワイナリーめぐり

ワイヘキ島は「ワインの島」としても有名です。島の面積は92㎢で、それほど大きくはありませんが、名だたるワイナリーとヴィンヤードが合計25軒あり、世界的な評価を得ているワイナリーも複数あります。どこを訪ねるかプランを立てるだけでも、ワクワクしますし、ワインを試飲できるチャンスもたくさんあります。

多くのワイナリーは通年でワインを販売しており、試飲もできますが、中には予約が必要なワイナリーもありますので、ご注意を。また、島内ではワイナリーツアーも行われています。ツアーに参加すれば、誰かが試飲を我慢してドライバーに徹する必要もありませんし、次から次へとワイナリーを案内してもらえるので、時間のロスもありません。ワイヘキ島のフェリーターミナルまで送迎してもらえますので、行きも帰りも安心です。

ワイヘキ島ならではの探検へ

近年、ワイヘキ島の人口は増え続けていますが、島内には開発を禁止された保護区が多く、豊かな自然が残されています。広さ50ヘクタール(東京ドーム約11個分)のオネタンギ保護区もそうした場所のひとつで、ニュージーランド固有の野鳥がたくさん生息しています。また、島内には「テ・アラ・フラ」という名前のウォーキングトラックが約100㎞に渡ってのびています。のんびり歩けば、壮大な海の眺めを満喫できますし、道中には隠れ家的なビーチがたくさん出現します。トラックの一部分を1日ハイキングするだけでも楽しめますが、4、5日かけて歩けば、満足感も倍増すること間違いなしです。

東部にあるストーニー・バター歴史保護区では、ワイヘキ島の秘密にふれることができます。保護区内には、第二次世界大戦時に造られた要塞跡があり、入り組んだ地下トンネルとエンジンルームなどが残されています。時を超えた探検に出かけましょう。

オステンド・マーケット

オークランドのお天気に関係なく、ワイヘキ島では毎週土曜の朝、オステンド戦争記念館で「オステンド・マーケット」が開かれます。早めに行って、朝食もここで食べれば一石二鳥。焼き立てのパンやペストリー、地元で栽培された野菜や果物、放し飼いの鶏の卵など、おいしそうな食材が見つかりますし、軽食の屋台もたくさん並びます。

おなかが満たされたら、工芸品や雑貨を見て回りましょう。地元のアーテイストが作ったユニークな雑貨がたくさん並んでいて、宝探しの気分が味わえます。屋台ではカードでの支払いができない事が多く、またマーケット会場の近くにはATMがありません。人気の雑貨ほど飛ぶように売れていきますので、現金を手元に用意しておけば安心です。市場を全部周るのに、それほど時間はかかりませんが、せっかくの機会ですから、地元の人たちとの会話を楽しんでみては?マーケットの開催は朝の7時半から1時までです。

オークランドを楽しもう

Wine tasting at Mudbrick Vineyard and Restaurant image courtesy of ATEED; Waiheke Island, Auckland, New Zealand © Mudbrick Vineyard & Restaurant; Auckland Sky Tower image courtesy Chris McLennan Photography; Auckland Art Gallery image courtesy of ATEED; Dining at Ponsonby Central, Auckland image courtesy of ATEED; Kayaking image courtesy of Julian Apse